玉ねぎ苗
玉ねぎについて
ネギ類に共通の香り成分「硫化アリル類」が豊富で血液をサラサラにしてくれる効果があります。 新玉葱として市場に出回るものは、秋まきした極早生や早生種を冬に植え付け、初夏に早採りしたものです。 家庭菜園の場合は、種からよりも苗を植えつけた栽培方法がオススメです。
えんぴつほどの苗を! | 自分で苗を育てる場合でも購入する場合でも、「えんぴつ」くらいの太さの苗を選んで植えつけましょう。極端に太すぎる苗はとう立ちしやすいとも言われています。 |
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肥料のやりすぎに注意 | 肥料の窒素分が多かったり、追肥が遅くなり肥料分が残っていると、腐りやすく貯蔵ができなくなります。収穫の3ヵ月前には肥料を施すのを止めましょう。 |
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お天気が続く日に 収穫を |
保存をする玉ねぎは収穫してから2~3日天日干しを行いましょう。湿気が大敵なので、お天気が続く日に収穫するといいですよ。 |
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玉ねぎの中が腐るのはなぜ?
雨の日に収穫したり、収穫時に玉ねぎが傷ついてしまうと、そこから菌が入ってくさりやすくなります。また、窒素の与えすぎで収穫後の日持ちが悪くなることも考えられます。
玉ねぎのセット球って何?
2cm程度の玉ねぎをセット球と呼び、それを夏~秋に植えることで玉ねぎを栽培することが可能です。通常よりも小ぶりの玉ねぎにはなりますが、プランターでも簡単に栽培できます。
土作り
石灰を約1坪あたり500gまき、混ぜ込み酸度調整をしましょう。1週間後、「ネギ・玉ねぎ・にんにくの肥料」を60g施し耕します。 専用肥料は有機成分も配合されているので、甘みが増します。 幅80cm、高さ10cmの畝を作ります。あらかじめ穴の開いた黒色マルチを畝に敷いておくと作業が楽になります。
植えつけ
割りばしなどで穴をあけ、そこへ苗を差し込みます。深さ2cmほどに植えつけたら土を戻しましょう。その後、たっぷりと水をやります。
収穫
畑全体で葉が7割倒れてきた頃が収穫時です。湿気で玉ねぎを腐らせないために、晴天の日を選びましょう。
保存用玉ねぎは収穫後2~3日天日干しするため、うしろ何日か晴れる日を選んで下さい。
【収穫の目安】
・極早生…3月下旬~4月下旬
・早生……4月下旬~5月上旬
・中生……5月下旬~6月上旬
・中晩生…5月末~6月上旬
・晩生……6月上旬~中旬
保存
極早生や早生品種は水分が多いため、貯蔵には向きません。そのほかの品種は風通しの良いところに吊るしたり、冷暗所で保存をしましょう。
【貯蔵の目安】
・超極、極早生…新玉ねぎとしてお楽しみ下さい。貯蔵には適しません。
・早生……8月末まで
・中生……12月末まで
・中晩生…2月末~3月末まで
・晩生……4月末まで