きゅうり苗
キュウリについて
乾燥に弱く、湿りすぎても病害が発生します。インド原産で、肥沃な土地を好みます。
もっとも生育が旺盛な時期には、毎日雌花が咲き、開花から1週間ほどで収穫となります。
病気には弱いですが、健全にさえ育てば管理はそれほど手間ではありません。
初心者向けといえます。
ウリ科で言うと、キュウリ≦カボチャ<スイカ<メロンくらいの難易度です。
風通しをよくしましょう | 家庭菜園でも作りやすいキュウリですが、水はけがよく、風通しのいい土地を好みます。下から5節目くらいまでは花やわき芽を摘み取ると、株元の風通しがよくなり、病気の予防にもなります。 |
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病気に強い品種を! | キュウリはウイルス病にかかりやすいので、媒介するアブラムシの防除を行いましょう。また「べと病」や「うどんこ病」に抵抗性のある品種を選ぶと効果があります。 |
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早めの収穫をしましょう | 実を小さめで収穫し、株がなり疲れになるのを防ぎましょう。キュウリの生育は早いので、収穫が始まると出来るだけ毎日見回り、早めに収穫を行いましょう。 |
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実が苦くなるのはなぜ?
元々キュウリには苦み成分が含まれていますが、乾燥や窒素過多・低温により、苦味が強く出てしまうことがあります。 しきわらで乾燥を防いだり、肥料を一気に与えないように気を付けましょう。
実が曲がってしまうのはなぜ?
原因として、日照や養分・水不足が考えられます。
特にプランターは水不足になりやすいので注意が必要です。液肥を与えたり、しきわらをして乾燥を防ぎましょう。
土作り
連作を嫌うので3~4年ウリ科(ウリ・スイカなど)を作っていない場所を選び、石灰を約1坪あたり500gまき、混ぜ込み酸度調整をしましょう。1週間後、化成肥料500g、牛ふんを施し耕します。 幅80cm、高さ10cmの畝を作り、中央に長さ1m当り、たい肥1.5kgと油粕100gを施して土を埋め戻します。畑の耕起の時点で肥料が施してあれば、あらためて畝の中に油粕などを投入する必要はありません。 むしろ、肥料を撹拌しないのであれば、固まった肥料は肥料あたりを起こす可能性があるので、入れない方がいいでしょう。
種まき
「直播き」の場合、温度が確保できない時期であれば、苗カバーをかぶせましょう。1箇所に5~6粒で1cmほどの深さに播いてください。乾燥を防ぐために敷きワラや刈り草を敷き、水を十分に与えます。 「ポット播き」の場合は9cmのポットに種まき培土を入れて播きます。
植えつけ
本葉が4~5枚出ている苗が植えつけ適期です。接木苗の場合は継ぎ目を埋めないように気をつけて植えましょう。
※接木苗の場合は、接ぎ目を土に埋めないように気をつけて植えましょう。
仕立て方
2mほどの支柱を合掌式にくみ、キュウリネットをかけて棚を作ります。最初の方は巻きづるが弱いので、うまく登るようにネットに絡ませてあげましょう。
わき芽かき
下から5節目くらいまでは花やわき芽を摘み取ると、株元の風通しがよくなり、病気の予防にもなります。
追肥
連続して実を成らせる作物であるため、追肥は10日~2週間に1度ずつ、化成肥料を1株当たり1握り(40g)ほど与えましょう。その際、株基にばら撒くよりも、株間に穴を開け、投入するほうが効率よく追肥が効きます。
収穫
収穫は鮮度を保つため、朝の涼しいうちに行いましょう。長さ20cmを目安に早めに収穫をしてください。キュウリは果実の肥大が早く、収穫が遅れると「成り疲れ」や次の果実の肥大を妨げてしまいます。