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グランドーム

花蕾は、肥大性に優れ、締まりがよく小粒で濃緑色


特性
1.播種後115?120日(定植後約90日)で収穫できる中晩生品種。
2.草勢は旺盛で、根張りが強く耐湿性がある。
側枝は少ない。
3.花蕾は、肥大性に優れるスムーズな豊円形で、締まりがよく小粒で濃緑色。
4.生育のそろいがよく、秀品率が高い。
5.夏まき年内どりのほか、低温に鈍感でボトニングになりにくいため、冬春まき栽培にも適する。

適応性
一般地7月中旬?8月上旬まき11?12月どり、暖地8月上?下旬まき12?1月どりが、最適作型です。
十分な葉枚数を確保してから花芽が形成されるじっくり型の品種のため、関東近辺や日本海側など秋が短い地域では、肥大期の極端な低温による収穫期の遅延がみられる場合があるので、早まき栽培がおすすめです。
一方初期生育での低温によるボトニングに対しても強いので、一般地1月中旬?2月上旬まき、初夏どり栽培も可能です。
ただし、花芽形成後の高温は、花蕾生育に障害を発生させる場合があるので、極端な遅まき栽培は避け、遅くとも5月下旬ごろまでには収穫を終えるようにします。
なお、高・冷涼地の6月下旬?7月上旬まき10月中旬?11月中旬どりにも適しますが、収穫期幅がせまいので注意が必要です。

播種と育苗
春まき栽培では、発芽を均一にするため地温(20?25℃)を確保します。
一方夏まき栽培では、通風、日当りのよい場所を選び、播種後十分灌水し、発芽まで乾燥させないように管理します。
特にセル育苗では、徒長を防ぐため、夕方には床土の表面が乾く程度に灌水するのがポイントです。

畑作りと施肥
排水のよい適度に水分のある畑を選びます。
特に春まき栽培では、生育が低温期にあたるため早めに畑を準備します。
施肥量は、全成分量で10aあたり窒素20kg、リン酸25kg、カリ20kg程度を標準とします。
ただし、元来この品種は、草勢強く吸肥力も強いため、多肥条件下では過繁茂による病気の助長や急激な生育による茎の空洞症が発生する場合があるので、株をコンパクトにつくるよう、各圃場の地力に合わせた施肥設計を行うことが大切です。

定植および定植後の管理
栽植密度は、10aあたり3,500本を標準としますが、栽培時期によって株の大きさが異なるので多少の増減を行います。
株をコンパクトにつくる意味では、大苗定植のほうが向いていますが、セル育苗でも特に問題はありません。
冬まき・早春定植の場合は、ビニールトンネルやマルチなど被覆資材を使用すると、収穫期が早まり花芽分化後の高温障害を避けるのに効果的です。
夏まき・秋どり栽培のような高温期の生育時に極端な乾燥が続く場合は、スプリンクラーなどで灌水します。
また活着後雑草が芽生えはじめたころにカルチなどで中耕すると、除草効果とともに排水をよくし、生育の促進につながります。
急激に肥料が効いて生育過多にならないように注意しながら、生育状況に合わせて出蕾前に追肥を2?3回程度施します。
一方花蕾肥大期の完全な肥料切れは、花蕾の小玉化、アントシアンの発生につながるので、最後まで肥料を切らさないように管理することも大切です。

病害虫防除
定植圃場に病害虫を持ち込まないよう、育苗時に徹底した病害虫防除を行います。
一方、本圃ではべと病、黒腐病、黒斑病などが発生しますが、予防的薬剤散布に努めるとともに、排水性、通風性を良好にし、病害の発生しにくい環境づくりが望まれます。
また根こぶ病については、良質堆肥の施用、pHの矯正、排水対策や適切な薬剤散布など総合防除に努めることが大切です。
害虫は、栽培時期や生育ステージによって発生する種類が異なるので、それぞれに応じた薬剤を用いて、効果的に防除します。

収穫
秋冬どりでは、低温によりアントシアンが発生する場合があるので、適期収穫を心がけるようにします。
 
地域 蒔き時期(露地) 蒔き時期(ハウス・トンネル等)
寒地・冷涼地 6月下旬~7月上旬
中間地 (冬まき)1月中旬~2月上旬、(夏まき)7月中旬~8月上旬
暖地 (冬まき)1月、(夏まき)8月中旬~下旬


ブロッコリー 種 【 グランドーム 】 ペレット125粒 ( ブロッコリーの種 )

商品番号 2130767
¥ 550 税込
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種子と責任

種子は努めて純良なものをご用意しておりますが、商品の性質上100%の純度や発芽は望めません。
商品の包装等に記載のある、発芽試験結果を満たした商品をお届けいたします。
発芽は播種後の条件により結果が異なるため、温度や水分などを品目ごとに適した条件下で管理してください。
不適条件下では発芽しないことがあり、また100%同一ではなく、まれに異株が出る場合がございます。

種子・苗などについて、発芽後および植えつけ後の栽培条件や天候などによって結果が異なりますので、
商品の生長後や収穫物に対する補償はいたしかねます。

また商品の性質上、結果不良につきましてはお買い上げ金額の範囲内とさせていただきます。
(お客様の栽培管理や気象条件による結果不良につきましては、その責任を負いかねます)

独自に加工されたものや、お届け後に有効期限を超えられたものにつきましては責任を負いかねます。

野菜などの収穫物については、品種の特性や栽培条件などにより生育に差が生じることがあり、
収穫物のサイズ、重量、味などは掲載表現と異なる場合がございます。

ブロッコリーの育て方

キャベツの仲間で花蕾を食べる葉菜類です。
連作を嫌うので、アブラナ科の野菜を2年以上植えていない場所で栽培しましょう。

ヨーロッパの地中海東部沿岸が原産で、高温多湿を嫌いますが、寒さには強い特徴があります。側花蕾を収穫できる品種のほかに、茎が長く伸び、花蕾が小さい「茎ブロッコリー」も人気です。

ブロッコリーには一番上にできる花蕾(頂花蕾)だけを収穫する品種と側枝も伸びて花蕾が収穫できる品種があります。長く収穫を楽しみたい方は側枝も収穫できる品種を選びましょう。

1.土作り
 

石灰を約1坪あたり500gまき、混ぜ込み酸度調整をしましょう。1週間後、化成肥料500g、牛ふんを施し耕します。

幅80cm、高さ10cmの畝を作り、中央に長さ1m当り、たい肥1.5kgと油粕100gを施して土を埋め戻します。畑の耕起の時点で肥料が施してあれば、あらためて畝の中に油粕などを投入する必要はありません。

むしろ、肥料を撹拌ないのであれば、固まった肥料は肥料あたりを起こす可能性があるので、入れない方がいいでしょう。

2.種まき

育苗箱に種まき用の培土をいれ、7~8cm間隔ですじまきをします。種まき後、直射日光を避けておきましょう。種まき後、薄く土をかぶせ、湿らせた新聞をかけておくといいですよ。発芽したら間引きをし、本葉2枚になったらポリポットに移植し、本葉5~6枚まで育苗します。

3.植えつけ
  無仮植育苗では本葉2枚までに12cm間隔に間引きします。
仮植育苗では、本葉2~3枚時にポリポットに仮植します。夏まきでは寒冷紗等でトンネルにしてやることが大切です。
4.追肥
 

追肥は3回ほど行いましょう。1回目は植えつけ20日後で本葉10枚、本葉15日の時にも一株当たり肥料を1握り施します。

5.支柱立て
  風で倒れそうなときは支柱を立てて支えましょう。ブロッコリーは倒れると傷がつき、病気が発生しやすくなります。
6.収穫
秋まきは4~5月が収穫時期です。葉が巻き込み、固くしまったものから包丁で切り取って収穫します。秋まきは長く畑においてくと、とう立ちするので早めに収穫します。

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