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ウインタードーム

厳寒期に安定供給


特性
1:播種後150日前後で収穫できる晩生品種。
2:草姿は立性で草勢やや強い。
3:花蕾は極小粒で濃緑色、ボリュームのある極ドーム形。
4:芯葉が花蕾を包み込む性質があり、アントシアンの発生が非常に少ない。
5:葉のべと病に耐病性をもち、組織内べと病の発生も非常に少ない。

適応性
一般地では、8月10日~8月20日ごろ、暖地では8月15日~8月30日ごろに播種を行い、1月~2月に収穫が可能です。
アントシアンや組織内べと病の発生が少なく、厳寒期に安心して栽培できます。
※厳寒期の栽培は、年内の気候によって収穫期が左右されやすい作型です。
本品種は温度適応性が高いため、暖冬の影響で収穫期が前進した場合にも、秀品を収穫することができます。

作付け計画
厳寒期の安定収穫のためには、計画的に作付けを行うことが重要です。
1~2月収穫の作型は気象の影響を受けやすく、暖冬時には年内から収穫がスタートする場合があり、一方で、極端な乾燥や低温が続くと、生育が鈍る場合があります。
このような作型での安定した連続出荷のためには、温度適応性が高い特性を生かし、適切な播種期内で前半と後半の2回に分けて播種を行うことを推奨します。
とくに遅まきの作型では、スプリンクラーなどによる灌水を念頭に置いた圃場での作付けを計画することがポイントです。

畑づくりと施肥設計
根張りをよくするため、排水のよい適度に水分のある圃場を選び、良質堆肥を施します。
排水が悪い圃場では、排水溝の設置や高畝にするなど排水対策をしっかり行います。
総施肥量(元肥と追肥)は、10aあたり成分で窒素20kg、リン酸25 kg、カリ20 kg程度を標準とします。
ただし花蕾品質は施肥技術に影響されるので、土質や栽培時期によって施肥設計を変える必要があります。
とくに、厳寒期の栽培は肥料が効きにくい作型となるので、遅まきの作型ほど早めの追肥の施用を行うことが大切です。
栽培期間が長い作型のため、植物の様子を見ながら、必要に応じて実肥を行うと花蕾肥大が促進されます。

播種と育苗
通風、日当たりのよい場所を選び、播種後十分に灌水して発芽まで乾燥させないように管理します。
とくにセル育苗では、徒長を防ぐため夕方には床土の表面が乾く程度に灌水することがポイントです。
定植前に十分に馴化しておくと、活着がスムーズになります。

定植および定植後の管理
栽植密度は、10aあたり約4000本を標準としますが、栽培時期によって株の大きさが異なるので多少の増減を行います。
厳寒期の秀品収穫のためには、年内のうちに十分な草勢を確保する必要があるので、セル育苗による若苗定植とスプリンクラーの灌水などによる活着促進を心がけます。
また、立性草姿のため風雨による倒伏が懸念されるので、活着後に除草と排水対策を兼ねてカルチなどによる中耕・土寄せを行います。
収穫期に極端な乾燥状態が続く場合は、生育の遅延が見られることがあるので、スプリンクラーの灌水や畝間灌水を行って、生育を促進させることが安定収穫のポイントです。
※十分な草勢を確保するため、9月中の定植を推奨します。
万が一、10月以降に定植がずれ込む場合は、早めの追肥や中耕などによって生育を促進します。
定植遅れなどによって十分な草勢が確保できない場合、花蕾粒が極端に粗くなるなどの品質低下に繋がりやすいので、注意してください。

病害虫防除
本品種の定植期となる9月は台風などの襲来が懸念されるので、黒腐病などの各種細菌病の予防的防除を心がけます。
また、葉のべと病に耐病性をもち、組織内べと病の発生も非常に少ない品種ではありますが、黒すす病や菌核病などカビ類による病害も発生しやすい作型なので、適切な薬剤防除による予防をお願いします。

収穫
年内の気候が暖かく、適度に降雨がある場合、収穫期が早まることがあるので、定期的に圃場巡回を行います。
急激に気温が上昇する2月中下旬以降は、花蕾肥大の速度が極端に早まるので、計画的な収穫に心がけます。
 
地域 蒔き時期(露地) 蒔き時期(ハウス・トンネル等)
寒地・冷涼地
中間地 8月中旬
暖地 8月下旬


ブロッコリー 種 【 ウインタードーム 】 ペレット120粒 ( ブロッコリーの種 )

商品番号 2131191
¥ 550 税込
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種子と責任

種子は努めて純良なものをご用意しておりますが、商品の性質上100%の純度や発芽は望めません。
商品の包装等に記載のある、発芽試験結果を満たした商品をお届けいたします。
発芽は播種後の条件により結果が異なるため、温度や水分などを品目ごとに適した条件下で管理してください。
不適条件下では発芽しないことがあり、また100%同一ではなく、まれに異株が出る場合がございます。

種子・苗などについて、発芽後および植えつけ後の栽培条件や天候などによって結果が異なりますので、
商品の生長後や収穫物に対する補償はいたしかねます。

また商品の性質上、結果不良につきましてはお買い上げ金額の範囲内とさせていただきます。
(お客様の栽培管理や気象条件による結果不良につきましては、その責任を負いかねます)

独自に加工されたものや、お届け後に有効期限を超えられたものにつきましては責任を負いかねます。

野菜などの収穫物については、品種の特性や栽培条件などにより生育に差が生じることがあり、
収穫物のサイズ、重量、味などは掲載表現と異なる場合がございます。

ブロッコリーの育て方

キャベツの仲間で花蕾を食べる葉菜類です。
連作を嫌うので、アブラナ科の野菜を2年以上植えていない場所で栽培しましょう。

ヨーロッパの地中海東部沿岸が原産で、高温多湿を嫌いますが、寒さには強い特徴があります。側花蕾を収穫できる品種のほかに、茎が長く伸び、花蕾が小さい「茎ブロッコリー」も人気です。

ブロッコリーには一番上にできる花蕾(頂花蕾)だけを収穫する品種と側枝も伸びて花蕾が収穫できる品種があります。長く収穫を楽しみたい方は側枝も収穫できる品種を選びましょう。

1.土作り
 

石灰を約1坪あたり500gまき、混ぜ込み酸度調整をしましょう。1週間後、化成肥料500g、牛ふんを施し耕します。

幅80cm、高さ10cmの畝を作り、中央に長さ1m当り、たい肥1.5kgと油粕100gを施して土を埋め戻します。畑の耕起の時点で肥料が施してあれば、あらためて畝の中に油粕などを投入する必要はありません。

むしろ、肥料を撹拌ないのであれば、固まった肥料は肥料あたりを起こす可能性があるので、入れない方がいいでしょう。

2.種まき

育苗箱に種まき用の培土をいれ、7~8cm間隔ですじまきをします。種まき後、直射日光を避けておきましょう。種まき後、薄く土をかぶせ、湿らせた新聞をかけておくといいですよ。発芽したら間引きをし、本葉2枚になったらポリポットに移植し、本葉5~6枚まで育苗します。

3.植えつけ
  無仮植育苗では本葉2枚までに12cm間隔に間引きします。
仮植育苗では、本葉2~3枚時にポリポットに仮植します。夏まきでは寒冷紗等でトンネルにしてやることが大切です。
4.追肥
 

追肥は3回ほど行いましょう。1回目は植えつけ20日後で本葉10枚、本葉15日の時にも一株当たり肥料を1握り施します。

5.支柱立て
  風で倒れそうなときは支柱を立てて支えましょう。ブロッコリーは倒れると傷がつき、病気が発生しやすくなります。
6.収穫
秋まきは4~5月が収穫時期です。葉が巻き込み、固くしまったものから包丁で切り取って収穫します。秋まきは長く畑においてくと、とう立ちするので早めに収穫します。

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