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こんにちは

アントシアンフリーで低温伸長性に優れる晩生品種


受賞歴
第66回 全日本野菜品種審査会一等特別賞受賞
特性
1.播種後105~110日で収穫できる中生品種。
2.草姿は立性で、草勢はやや強い。
花蕾位置はやや低い。
3.花蕾は小粒、濃緑色で極ドーム形。
花蕾形状の安定性が高い。
4.花蕾にアントシアンが発生しない。
5.基本的な特性は中早生品種の「おはよう」に似ており、熟期は「おはよう」より10~14日ほど晩生になる。

適応性
一般地、暖地の8月上~下旬播種で、11月中旬~1月どりの作型に適します。

作付計画
「おはよう」と同時播種した場合、「おはよう」が収穫の終盤に差し掛かったころに、「こんにちは」の収穫が開始します。
また、遅い作型では「おはよう」と同様に生育が遅延して生育期間が長くなるので、その点を考慮して作付けを計画してください。

畑づくりと施肥設計
ブロッコリーは多湿条件を苦手とする作物なので、適度に水もちがよく排水性のよい圃場を選んでください。
排水が悪い圃場は、排水溝の設置や高畝栽培など、排水対策を実施してください。
総施肥量(元肥と追肥の合計)は、10aあたり成分量で窒素20kg、リン酸25kg、カリ20kg程度が標準です。
土質によって肥料の効き方と持続力が異なるため、その圃場にあった施肥設計を心がけてください。
遅い作型では、生育期が低温で肥料が効きにくいため、元肥の割合を高め早めの追肥を行ってください。
肥料不足は、十分な株ができず、花蕾の肥大不足や花蕾色が淡くなる「白け症状」を招き、逆に過剰施肥は、病気の誘発、リーフィーの発生や花蕾の不整形等の品質低下を引き起こします。
また、微量要素を含めた肥料全体のバランスが乱れると、ホウ素欠乏による茎の空洞などの生理障害が発生するため、必要な量をバランスよく施用してください。

播種・育苗
通風、日当たりのよい場所を選び、播種後十分灌水して発芽まで乾燥させないように管理します。
苗が徒長すると、病虫害にかかりやすく、定植後の活着が悪くなるなど、生育全般に悪影響を与えるため、育苗床の施肥と灌水管理に注意してください。
また、定植前に十分に馴化しておくと、苗が健強になり定植後の活着がスムーズになります。

定植および定植後の管理
栽植密度は、10aあたり約3,500~4,000本を標準としますが、栽培時期によって株の大きさが異なるので多少の増減を行います。
定植後、速やかに活着させ初期生育を促すため、乾燥時には灌水を心がけてください。
活着後は除草目的や根張り改善のため、中耕・土寄せを行います。
追肥は株の生育具合を確認しながら適宜行ってください。

病害虫防除
近年、ブロッコリー栽培において、黒腐病・黒斑細菌病などの細菌病や、黒すす病・組織内べと病などのかびが原因となる病気の発生が問題となっています。
「こんにちは」は、「おはよう」と同様にこれらの病気に強い方ではないので、特に病気が発生しやすい圃場では、予防的な防除を徹底するよう心がけてください。

収穫
温度が高いと収穫期が早まる傾向があるので、定期的に圃場を巡回し、計画的に収穫します。
また、1月収穫のような寒い時期では、花蕾の白け症状や病害の発生を抑えるため、できるだけ適期収穫に努めます。
 
地域 蒔き時期(露地) 蒔き時期(ハウス・トンネル等)
寒地・冷涼地
中間地 8月中旬~下旬
暖地 8月中旬~下旬


ブロッコリー 種 【 こんにちは 】 ペレット5千粒 ( ブロッコリーの種 )

商品番号 2135854
¥ 21,340 税込
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この商品はメール便不可です。宅配便でのお届けとなります。

種子と責任

種子は努めて純良なものをご用意しておりますが、商品の性質上100%の純度や発芽は望めません。
商品の包装等に記載のある、発芽試験結果を満たした商品をお届けいたします。
発芽は播種後の条件により結果が異なるため、温度や水分などを品目ごとに適した条件下で管理してください。
不適条件下では発芽しないことがあり、また100%同一ではなく、まれに異株が出る場合がございます。

種子・苗などについて、発芽後および植えつけ後の栽培条件や天候などによって結果が異なりますので、
商品の生長後や収穫物に対する補償はいたしかねます。

また商品の性質上、結果不良につきましてはお買い上げ金額の範囲内とさせていただきます。
(お客様の栽培管理や気象条件による結果不良につきましては、その責任を負いかねます)

独自に加工されたものや、お届け後に有効期限を超えられたものにつきましては責任を負いかねます。

野菜などの収穫物については、品種の特性や栽培条件などにより生育に差が生じることがあり、
収穫物のサイズ、重量、味などは掲載表現と異なる場合がございます。

ブロッコリーの育て方

キャベツの仲間で花蕾を食べる葉菜類です。
連作を嫌うので、アブラナ科の野菜を2年以上植えていない場所で栽培しましょう。

ヨーロッパの地中海東部沿岸が原産で、高温多湿を嫌いますが、寒さには強い特徴があります。側花蕾を収穫できる品種のほかに、茎が長く伸び、花蕾が小さい「茎ブロッコリー」も人気です。

ブロッコリーには一番上にできる花蕾(頂花蕾)だけを収穫する品種と側枝も伸びて花蕾が収穫できる品種があります。長く収穫を楽しみたい方は側枝も収穫できる品種を選びましょう。

1.土作り
 

石灰を約1坪あたり500gまき、混ぜ込み酸度調整をしましょう。1週間後、化成肥料500g、牛ふんを施し耕します。

幅80cm、高さ10cmの畝を作り、中央に長さ1m当り、たい肥1.5kgと油粕100gを施して土を埋め戻します。畑の耕起の時点で肥料が施してあれば、あらためて畝の中に油粕などを投入する必要はありません。

むしろ、肥料を撹拌ないのであれば、固まった肥料は肥料あたりを起こす可能性があるので、入れない方がいいでしょう。

2.種まき

育苗箱に種まき用の培土をいれ、7~8cm間隔ですじまきをします。種まき後、直射日光を避けておきましょう。種まき後、薄く土をかぶせ、湿らせた新聞をかけておくといいですよ。発芽したら間引きをし、本葉2枚になったらポリポットに移植し、本葉5~6枚まで育苗します。

3.植えつけ
  無仮植育苗では本葉2枚までに12cm間隔に間引きします。
仮植育苗では、本葉2~3枚時にポリポットに仮植します。夏まきでは寒冷紗等でトンネルにしてやることが大切です。
4.追肥
 

追肥は3回ほど行いましょう。1回目は植えつけ20日後で本葉10枚、本葉15日の時にも一株当たり肥料を1握り施します。

5.支柱立て
  風で倒れそうなときは支柱を立てて支えましょう。ブロッコリーは倒れると傷がつき、病気が発生しやすくなります。
6.収穫
秋まきは4~5月が収穫時期です。葉が巻き込み、固くしまったものから包丁で切り取って収穫します。秋まきは長く畑においてくと、とう立ちするので早めに収穫します。

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