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かぼちゃ

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みんなの菜園ひろば カボチャの育て方
カボチャ

カボチャについて

南瓜(かぼちゃ)は昔から粉質であることから主食的な食品として重宝され、貯蔵して冬季まで利用されてきました。 カボチャには、もっとも一般的なホクホク粉質系の西洋種と、料亭などで日本料理に使われる ペットリとした粘質系の日本種、また、ズッキーニに代表される変わり種のペポ種に分類されます。 基本的に栽培は容易で、スイカやメロンほど管理に気をつける必要もないため、初心者の方でも安心して挑戦できる作物です。

栽培のポイント
1 人工授粉を
行いましょう
はじめに雄花、次第に雌花が咲き出しますが、雨が続いたり、気温が低いと受粉をしないまま花が落ちてしまい、実が成りません。そんなときは早朝に雄花の花粉を雌花に人工受粉すると確実です。付け根に小さな実がついているのが雌花です。
2 うどんこ病や
ウリハムシに注意!
カボチャにはうどん粉病が多発します。ひどくなると生育不良になるので、適度に防除しましょう。ウイルスを媒介するウリハムシには「ディプテレックス粉」がオススメです。
3 キュアリングで
貯蔵性を
収穫後、すぐに冷蔵するのではなく、風通しのいい小屋や土間などで1週間ほど陰干しをすることで貯蔵性が高まります。
カボチャの栽培スケジュール
栽培の流れ

土作り

石灰を約1坪あたり100gまき、混ぜ込み酸度調整をしましょう。1週間後、化成肥料200g、牛ふんを施し耕します。 幅150cm、高さ10cmの畝を作り、中央に長さ1m当り、たい肥1.5kgと油粕100gを施して土を埋め戻します。畑の耕起の時点で肥料が施してあれば、あらためて畝の中に油粕などを投入する必要はありません。 むしろ、肥料を撹拌しないのであれば、固まった肥料は肥料あたりを起こす可能性があるので、入れない方がいいでしょう。

種まき・植え付け

箱まきをして、本葉1枚のとき鉢にあげます。4月以降ならポリ鉢に直接播いて簡単に育苗できます。行く病中は最低でも15~20℃の温度が必要です。本葉4~5枚の時に植え付けを行います。植えつけ間隔は100cmが目安です。

整枝

スイカと同様、親づるを摘心し、子づるに実を成らします。本葉5~6枚のころの親づるの先端を摘心し、葉の付け根から伸びてくる側枝を3~5本伸ばします。子づるから出る孫づるも、株もとの近いものは付け根から取り除きます。ただ、つるをそのままにする「放任栽培」も出来ます。

人工授粉

子づるの根元から10~14節くらいにある雌花を受粉させましょう。開花は早朝に行われ、その後花粉の力が急激に低下しますので、人工受粉を行いましょう。他のウリ科と同様、雄花と雌花が別々に付きます。実が多く付いた場合は、子づる1本に対して1個を目安に残して摘果を行います。

追肥

元肥が施してあればほとんど必要ありませんが、畑がやせていたり、草勢が弱い品種を栽培する場合には実がこぶし大に肥大したときに1株当たり、半握り(20g)ほどの化成衣料を株元から離れたところで施しましょう。

収穫

品種にもよりますが、開花から45~50日で完熟期を迎えます。雌花が咲いた日をカレンダーに記載しておくか、つるにラベルを巻くなどして収穫期を判断しましょう。見た目の判断として、果梗(茎と実の接続部分)の皮目にひびが入り、皮目がコルク化してきたら完熟の目安です。

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