大根の育て方
大根は古くから日本で栽培されてきた野菜で、地方によって品種も多く形や肉質などの品種の分化が著しく発達している野菜です。
気候は涼しいところを好み、生育温度は15~20℃が適しています。
高温に弱く、関東以南では高冷地を除いた5~7月まきは病虫害にあいやすく、収穫が難しくなります。
寒さには強い方ですが、晩秋以後の低温は根の太りが悪くなるので、栽培地にあった品種を選びましょう。
1.土作り |
| | 又根とならないよう、深く良く耕し、約1坪当り苦土石灰300gを混ぜ酸度調整を行います。一週間後、堆肥7kg、緩効性肥料500gを全面に施し、深さ30cm位までよく耕しておきます。 堆肥は完熟したものを用い、種まきまで2週間ほどおきましょう。 幅60cm高さ10cmほどの畝を作ります。水はけのよい火山灰土では、平うねでかまいませんが、低地では高うねにして排水が良くなるようにしたほうが良いでしょう。 |
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2.種まき |
| | 条間40~50cmの2条まきで、株間30cmごとに空き缶の底などで深さ1cmほどのくぼみをつけ、1ケ所に4~5粒の点まきをし、細かい土で厚さ1cmほどに覆土します。 畑の土がひどく乾燥している場合はたっぷりと水をやりましょう。 |
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3.間引き |
| | 種まきから40日ほどたって、本葉が5~6枚の時に1回めの間引き、2回目は本葉6~7枚時に2本にします。間引きは葉の形の悪いもの、色の濃いものや病害虫に侵されているものを取り除きます。間引きのタイミングが悪いと生育が悪くなるので注意しましょう。間引き菜お大根菜として食べられます。 |
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4.中耕・追肥 |
| | 間引きに合わせて1回目は肥料を株の周りにばらまき、軽く土とまぜながら株元へ土を寄せます。2回目はうねの片方ずつに浅い溝をつくり、そこへ肥料をばらまき通路の土をやわらげながら溝に土をかけるようにしてうねをつくります。 追肥の量は、約1坪あたり、1回目は化成肥料150g、2回目は化成肥料200g~300g位施します。 |
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5.収穫 |
| | 栽培時期によって異なりますが、秋どり栽培は60~70日、春どり栽培は10月まきで120~140日、3月まきで80~90日、夏どり栽培は60日位で根が肥大するので、太りしだい収穫します。収穫が遅れると根がス入りになります。ス入りは葉柄のス入りと関係があるので、古い葉のつけ根から3cmぐらいのところを切断し、その中央部がス入りしているようなら、根もス入りしていると判断することができます。 |
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