熱帯アジア原産、ハゲイトウの仲間。これは葉を食用にする品種です。＊実を採るタイプではございません葉は緑色で柔らかい卵円形。
夏の菜類としてビタミンA、C、ミネラルがほうれん草よりも多く、鉄分は2倍も含まれている栄養価の高い植物。おひたし、ゴマ和え、いためのもなど利用範囲が広い。
暑さにきわめて強く、寒さには弱い。乾燥には強いが適度の土壌水分の保たれるところで柔らかい良品を産する。
高温短日性植物で、盛夏～秋にかけて開花結実するので、品質低下に気をつけること。


＜育て方＞--------------------------------

露地に直播き、本葉4～5枚で1本立ちにして、草丈20～25cmで一斉収穫するのか、側芽順次収穫する。長期間利用も可能。
堆肥や有機質肥料を多く施し、灌水がわりに液肥で追肥する。
畑の準備
種子が小さいので畑をよく耕し、1反あたり窒素、リン酸、カリを6キロ程度すべて元肥として与えます。
種まき
点播の場合、畔幅70cm、株間15～20cm、一穴に2～3粒種まきします。覆土は浅く、1cm程度に。
管理
芽が出て2週間たったら間引きをし、1株2本立てにします。同時に除草もします。草丈が30cmになったら、土の高さが10cmになるよう株元までしっかりと培土をします。
収穫
花が咲いてから50日前後が目安です。鎌またはコンバインで穂を刈ります。天日乾燥させて、米麦用の脱穀機で脱穀し、ビニールシートなどに広げて乾燥させます。