イチゴ苗
イチゴについて
畑でもプランターでも栽培が出来る人気の野菜です。
数多く種類がありますが、「宝交早生」という品種が家庭菜園でも作りやすくてオススメです。
収穫後、株から伸びるランナーにつく子株を育てて秋に植えつける苗としても利用できます。
収穫したて、みずみずしい実と香りを楽しんでみてください。
作りやすい品種を | 多くの品種がありますが、家庭菜園の露地栽培では「宝交早生」が作りやすいのでおすすめです。 |
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マルチで地温を 上げましょう |
地温を上げたり、泥はねや雑草を予防するためにマルチを敷きましょう。植えつけ時にマルチをすると地温が上がりすぎ、根が傷むので注意しましょう。 |
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虫害や鳥害予防を | 熟した実は鳥、ナメクジ、ワラジムシなども大好きです。鳥よけネットや高畝にして過湿を防ぎ、周囲の除草を徹底して食害を防ぎましょう。 |
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イチゴの実がならないのはなぜ?
咲いた花が果実にならない原因は、低温の影響で花粉の受精能力が低下している事、また、寒い時期には受粉を促す昆虫がいない事が考えられます。このような場合は、人工受粉を行ってください。
イチゴの実がデコボコになるのはなぜ?
イチゴの実の大きさや形は果実表面のタネの数によって決まります。
しっかり受粉できればタネが増えるので大きく立派な果実ができ、開花期が低温であったり、受粉が不十分なら形がいびつになります。低温期にできた果実を取り除き、小さい花は摘花し、筆で人工受粉をするとよいでしょう。
土作り
石灰を約1坪あたり500gまき、混ぜ込んで酸度調整をしましょう。
1週間後、化成肥料500g、牛ふんを施し耕します。
幅60cm、高さ20cmの畝を作り、中央に長さ1mあたり、たい肥1.5kgと油粕100gを施して土を埋め戻します。
植えつけ
葉は4~5枚出ている苗を植え付けます。株元のクラウンが土に埋まらないように注意しましょう。
ランナー(走り蔓)の反対に実ができるので、ランナーを畝の内側にして植えると収穫しやすくなります。
追肥・マルチング
早春、苗が再び生長をはじめたら、枯葉を摘み取りましょう。枯葉は病気の発生源になることがあります。
畝の両脇に浅い溝を掘って、1㎡あたり50gほどの追肥を行いましょう。その後、地温を上げるため黒マルチを敷きましょう。
ネットはり
鳥よけネットのトンネルをかけて、実を食べられるのを防ぎましょう。しかし、受粉を担うミツバチなどは入れるように目の大きいネットを利用するといいですよ。
収穫
実が赤くなってきたら収穫をします。
苗の更新
ランナーにつく子株を秋に植えつける苗に仕立てます。イチゴの畝の横を耕して苗床にし、ランナーを誘引して育苗するか、子株をポリポットに子株を1株ずつ誘引して育苗します。イチゴは多年草なので、親株をそのままにしておくと翌春には再び開花して実をつけます。