柑橘類
柑橘苗について
1本でも実が成り、育てやすいので、初心者の方にもオススメです。昔からあるもの、品種改良したもの、様々な種類を楽しめることも魅力のひとつです。
現在、柑橘類として利用されているのは、ミカン亜科植物のうちカンキツ属、キンカン属、カラタチ属の3属に分けられます。冬の寒さで葉が弱ってしまうので、防寒対策をしっかりとしましょう。
早生品種がおすすめ | 早生種は寒さが厳しくなる前に収穫できるため、比較的冷涼な地域でも栽培が可能です。代表的な品種には「宮川早生」や「興津早生」があります。 |
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防寒対策を | ミカン類は比較的耐寒性はあるものの、冬の寒風にあたってしまうと株が弱ってしまいます。不織布をかけたり防寒対策を行いましょう。 |
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目隠しにも | 樹高が約3mの常緑樹なので庭の協会などに目隠しとして利用できます。また1本だけ庭の中心に植えてシンボルツリーにしても楽しいです。 |
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柑橘の植え付け時期はいつ?
寒さの心配が無い、3月~4月が植え付けに適しています。秋~冬に植えつける場合は、根付くまで寒冷紗やコモなどで木を巻きつける事で防寒対策をするといいでしょう。
柑橘類の保存方法は?
貯蔵は箱などに、ヘタを下に向けて並べ新聞紙などで覆って乾燥を避け、冷暗所で貯蔵します。
土作り
庭の南側や西側の日当たりがよく、冬に寒風が当たらない場所を選んで植えつけましょう。直径40~50cm、深さ30~40cmほどの穴を掘り、掘り上げた土の半量に同量の完熟たい肥と鶏フン、ヨウリンなどを混ぜ、埋め戻した後に残りの土を被せます。
植えつけ
苗木は根鉢の3分の1ほどを崩しておきましょう。長い根は切りつめて整理し、根を水につけておきましょう。根を広げるようにして、深植えにならないように、接ぎ木部分が地際からわずかに出た位置を目安に植えつけましょう。植えつけたら周囲を踏み固めます。支柱を立てて苗木をしっかりと固定し、高さ50~60cmに剪定しましょう。周囲に溝を掘り、たっぷりと水をやりましょう。
仕立て方・剪定
主枝を3本にした「開心自然型仕立て」が一般的です。植えつけ後2年目の3月に最初の選定を行います。成木の剪定は落葉果樹に比べて軽めの剪定を行いましょう。
施肥
肥料は春枝が伸びだす前の3月、結実後の6月、収穫直前の11月の3回、1年間に施す量を3等分、あるいは春3夏4秋3の割合で施します。
摘蕾・摘果
2年目から花が咲きますが、株の生育を促すために蕾をとりましょう。3年目に実ができた場合、1樹につき数個の果実だけを残して摘果します。成木になってからは果実が親指大になった7月上旬、葉30枚に対して1果程度となるように摘果しましょう。
収穫
果皮が緑色からみかん色に変化し、色づいた時期を目安に収穫します。早生種の場合は果皮よりも果肉の成熟が早いので、やや青みのあるものでも実は十分熟しています。