ゴーヤー苗
ゴーヤについて
高温・乾燥に強く、20~28℃が生育適温。
胡瓜などと違い真夏の30℃以上の高温にも耐えるので、日よけを作るには最適です。
しかし、15℃以下の低温には弱く、生育・着果も鈍化する上、過湿にも弱いので、水はけの悪い土地には植えつけないようにしましょう。
種まきの前に ひと手間を! |
ゴーヤの種は硬く、吸水しにくいので、種まきを行う前に一昼夜水につけてから播くと発芽率がよくなります。 |
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気温が十分 高くなってから |
ゴーヤは高温性野菜なので、種まきや苗の植え付けは、気温が十分高くなってからにしましょう。 |
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根腐れに注意 | 乾燥にはつよいですが、湿気に弱く排水の悪い畑では根腐れを起こしやすいので、水はけのよい場所を選びましょう。畑の排水が思わしくない場合は、畝を高めに作ることで水はけをよくすることが出来ます。 |
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ゴーヤは連作に強いって本当?
ゴーヤは比較的連作に強い野菜ですが、やはり同じウリ科の野菜の後に栽培すると病気になりやすくなるため、3年程度は間隔をあけることをおすすめします。
ゴーヤのカーテンがすき間だらけなのはなぜ?
植えた株数が少なかったことが考えられます。縁側くらいの幅をゴーヤのカーテンで覆うためには、少なくとも 2~3株は必要です。また、葉が5~6枚になったときに先端を摘心すると脇芽がたくさん出てきて葉がよく繁るようになります。
土作り
石灰を約1坪あたり500gまき、混ぜ込み酸度調整をしましょう。1週間後、化成肥料500g、牛ふんを施し耕します。幅80cm、高さ10cmの畝を作り、中央に長さ1m当り、たい肥1.5kgと油粕100gを施して土を埋め戻します。畑の耕起の時点で肥料が施してあれば、あらためて畝の中に油粕などを投入する必要はありません。むしろ、肥料を撹拌しないのであれば、固まった肥料は肥料あたりを起こす可能性があるので、入れない方がいいでしょう。
種まき
種が硬い皮に覆われているため、一昼夜水に浸してから播きましょう。他のウリ科同様、3~4月上旬に播く場合はポット播きが適します。9cm以上のポットに種まき用の培土をいれ、1~2粒ずつ播きます。4月以降、暖かくなってからは直播も可能です。畝の上に30cm間隔で2列、くぼみを作り、1ヵ所に3粒ずつ播き、土をかぶせます。間引きを行い、本葉5枚ごろまでに1本にします。
植えつけ
本葉が4~5枚出ている苗が植えつけ適期です。
※接木苗の場合は、接ぎ目を土に埋めないように気をつけて植えましょう。
仕立て方
2mほどの支柱を合掌式にくみ、ネットをかけて棚を作ります。
最初の方は巻きづるが弱いので、うまく登るようにネットに絡ませてあげましょう。
整枝
実は子づる、孫づるにつきます。そのまま親づるを伸ばしていいですし、5節目で先端を摘み取り、茎と葉の間から出てくる孫づるを伸ばすようにすると少し早く実が成り始めます。
追肥
実がつき始めたら、追肥は10日~2週間に1度ずつ、化成肥料を1株当たり1握り(40g)ほど与えましょう。その際、株元にばら撒くよりも、株間に穴を開け、投入するほうが効率よく追肥が効きます。
同時に土寄せも行うといいですよ。
収穫
開花後15~20日したら、未成熟(緑のうちに)収穫を行います。実の肥大には花粉が必要ですが、春先や真夏は昆虫も少ないです。そこで、雄花をちぎって雌花にこすりつける人工授粉を行いましょう。